「ホイール・ワールド」読了。 作者のハリー・ハリスンと言えば「ステンレス・スチール・ラット」の人。近刊(復刊)では「銀河遊撃隊」の人ですね。だからてっきりお笑いSFの人だと思ってました。 ところがこれが。この本はかなり骨太。 粗筋や表紙絵みて判る、そのまんまのストーリー。 炎熱地獄の”夏”が近づきつつある異星。トレーラーは時間と勝負、そして故障や異星環境と勝負、更には共に連れ行く”人間”との勝負に打ち勝ちながら、なんとか惑星半周(1/4周ぐらいかな?)して、涼しい土地へと行かねばならない…… いつもと異なる顔を見せて牙剥き襲い掛かる星の”環境”。 それ以上に敵となるのが味方のはずの人間。戒律……