Jan.1,2007 (Mon)
▽あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
▽
昨年駅前の本屋にて評伝シャアアズナブルをようやくゲット。
ちらちら読んでます。
これまた、昨年LOFTでめっけたブックマークのスワン君を試しに使いつつ。
なるほど、具合がいいですな。
(この工夫しおりの話は何処で聞いたんだっけかなあ。誰かの日記だったはず)
▽評伝シャア
今上巻のララァが死んだとこまで。
以下ネタバレ。
知らなかった(あるいは忘れてた)史実(?)
・人口比は地球2割:コロニー8割だった
そんな絶対的な差があったんだ。5割かコロニーが少数だと思ってた。
シャアの総括
・キャスバルは「ザビ家への復讐」をテーマにシャアになった。
・戦争当時、メインテーマは「ニュータイプの世界を導く事」になっており、復讐はサブテーマだった(メインテーマと矛盾しないからまだ持ってるだけで、矛盾するなら捨ててもいいぐらいの価値観)。
・ララァの死まで、シャアは自分をニュータイプと思ってなかった。
・オールドタイプとして一流の自覚(エースパイロットの腕、どんどん出世する戦略眼、上官さえも忙殺できる智謀)と、ニュータイプとして二流の自覚(ララァにもアムロにも勝てない)がある。
・「やってみる前に判っちゃう」頭の良さが彼を皮肉屋にしている。
あと、ザビ家
・ザビ家の兄弟喧嘩はジオン公国中を食い荒らす、生死を賭けた派閥争いだった。
喧嘩舞台が一国を揺るがすってのは、華かねえ。阿呆かねえ。
ついでに、監督
シャアの一流二流といい、鏡像としてのアムロ(ニュータイプとして一流、オールドタイプ=人間として駄目)といい、
こうやって解釈されるともうあの人がもがもげ
それから、この本
「ふん、そんな事知ってたよ!」
と強がり発言を私に心中させてる部分があるってのは、
やっぱ、優秀な本なんじゃないでしょうか。
▽福袋
ヨドバシカメラで福袋買ったよ。
デジカメの夢25000円。
いや、お前はデジカメが欲しいのか?
といわれると、実は携帯電話にもついてるし、光学倍率ついてないのあるし。
いや、昼過ぎにいったらもう福袋無くて、ないのかーってぶらぶらしてたら
急遽追加しました! あと30個! あ、今29個になりました!
とかって目の前でやっててさあ。
つい。
福袋に払えるのは1万までで、2万も3万も出す気は無かったんだけどなあ。
そう、今持ってるデジカメ、2年前か? にやはりヨドバシの福袋を買ってそれについていたのでした。
でも、あの時は確か1万程度じゃ無かったかなあ。
さて中身。
光学倍率のついたデジカメが手に入りました。
ズーム! ズーム! すげえ倍率だなあ。
SDカード1GBもついたよ。
ただ、私の手持ちのメモリリーダー(カード型)だとこの1Gまともに動作しない。ファイル一覧はできるけど内容表示やコピーでこける。
デジカメを直結でUSB接続するとできるけど。
しかしまあ。うちにあるメディア。メモリスティックDuoだったりSDだったり、ばらばらだなあ。やめて欲しいよ。
あと、双眼鏡が入ってた。更に、フォトプリンタってのもあった。葉書サイズカラープリンタ? かな。これは妹にお年玉としてあげてしまおう。
まあ、私に不要なものを差し引きして、丁度2万5千円分ぐらいの買い物ではあったのではないでしょうか。
ヨドバシの7Fにはユニクロがこの12月から入っていて、そこでも、1万だか1万5千相当の中身を5千円で福袋! というので買ってしまいました。
なんか、ジャケットが3つ入ってたよ。
3つも使わねえ……。一つの上にあわせたズボンもあったが、かなり足を短くしないとはけないのでした。ずるずる引きずって、こう、下にぃ〜、下にぃ〜、とか言いたくなった。
他にも横スクロールスイッチの入ったマウスとか、USBカメラ(ロジクールだからLinuxからいけるんじゃないか?)とか、200円ちょいで打ってたUSBカメラとか買った。なんかこれで悪戯とか出来るだろう。
あと、胸ポケットに入るHDも買った。これでvmware持ち歩きとかいい感じでできないかなーと思って。
あー。散財したした。いいストレス解消になっただろう。
▽
買い物のあとは家族団欒の食事風景。
海近くに住む親戚に電話一本で港直送の1mはあろうかというブリまるごと1尾が24時間直送! この刺身が脂がのっててしかも大切りでもう! もう!
あー。こういう時にデジカメで写真撮っとくのね。でももう食べた後ですよ。
んでもって鍋。
定年退職のおやっさんは適当にちんたらな家庭菜園をしてるそうで、今採ったばかりの大根とか春菊とかほうれん草とかとか。うまいですな。土に何が混じってるか判りませんが。
御飯のあともだらだらとこたつでテレビで、
なんか、運動会っぽいものをやっていた。
なんでアナウンサーは十種競技って言うんだろうね? 素直に
デカスロン
って言えばいいのに。
ああそうか、これはへうげものの作者の人のおかげで私はその単語を知ってるだけで、一般には十種競技なのかなあ。
で、テレビ見ながら福袋の開封してた訳で。
あー。今このノーパソにはCDドライブが無い。ドライバ等のインストールCDを読めない。よって買った製品の起動テストができない。
▽評伝シャア
読了。
ふーん。
シャアは自らの非に自覚的であったが、理想を観るならそれでもその道を行くしかなかった。そして、通らばリーチ、通るならそれが正義なのだろうと賭けをして逆襲のシャアとなった。
という総括か。
それであの微妙に日和見カメレオンなところとかが正当化されるのかというとどうかなあとも思うが、
また、そんなデススパイラルにそれと判っててあえて嵌っていくようなスタイルを貫くのは自虐とか自分に酔ってるとかあか抜けない話だと思うのだが(んー違うな、開き直り方にも美学があるだろう、そしてシャアのそれはあんまり美じゃない、という方が妥当か)、
まあとにかく、
そのように「人間」シャアを切り取って見せてるってのはこの本は偉いと思う。
感動やカタルシスはあんまりなかったかなあ。
ガンダムを良く知ってる人が欄外読んでニヤニヤする的な楽しみが筋なのかもと思う。
帯にある「シャアに学べ」は嘘だと思うな。
シャアに学ぶな、というか。ヤンを弁護するユリアンのようなシャア弁護というか。
それにつけても某監督がこれにオーバーラップしてそのうだうだ感がにんともかんとも。
▽
明日は友人と茶でもしばく予定。間があったらパプリカ観ようかな。
Jan.2,2007 (Tue)
▽パプリカ
観た。
- パプリカ美人だよね。変身前も後も。
- 平沢進の音はよかった。夢と現実をビットレートで刻む感じ。
・でも、音だけでよくて歌は要らなかったかなあ。最後のエンディングテロップの時、声なしの方がいい気がした。
・テロップといえば、原作者が出演してたらしい。 - ちょっとアキラっぽい?
- それをいうとなんだっけ、あのなんとかってアイドル作品にも。
・アキラもアイドルも、絵の美麗さというのと、狂気というのと、ストーリーの判り難さというのとで。 - そう、お話は判りにくかった。特に伏線類っていうのかな、理屈や技術が。
Jan.3,2007 (Wed)
▽USBカメラの話
この正月の散財。
2つ程USBカメラを買ってみた。
- Logicool QVP-61 4千円
http://www.logicool.co.jp/index.cfm/products/details/JP/JA,CRID=2204,CONTENTID=11525
Qcam connectとかいうシリーズ。
Linuxで認識しないかなという思惑で購入。
で、Qcam系なら全部認識するんだと下調べ段階で思ってたのだが、
よくよく見るとそうでもないらしい。
実際認識しなかった。うにゃー。
kernel2.6は結構タフにUSBカメラ認識するはずだよねえ? うーん。
あちこちからそれっぽいdriverのソースを持ってくるも、どれもコンパイルを通らず。
誰か教えてくれ。
これ多分、一旦失敗したdriverの残滓が次のdriverの邪魔をしてる、とも考えられて。
kernelのsourceが要るの? でもそんなの何処にあるんだろう。
OSを変えてやってみようかなと思ってvmwareを起動したのだが、あらん? USB機器を認識しないっぽい? おかしいなあ、設定的にはできるはずなんだが。とにかく今出来てない。うーん。
明日再起動したらできるようになってるとかのオチか?
Windowsからだとインストールでこける。なんじゃそりゃー!
インストール画面でアニメーションで遊ぶ前に、しっかりdriver作って欲しいよなあ。
DELLマシンで使おうとすると青ゲロ吐くらしい。検索して見つけた。対処法は書いてあったが、信頼性ないしもうする気なし。
で、ThinkPadに持ってきてやってみた。
なんかインターネットでサイトに繋げて最新版を延々ダウンロード。かなり長時間。
その後、エラー発生とかって落ちた。
ふざけんな。
そしてまた再度setup.exeを起動。アニメーションで時間潰し。なんか二重起動でアウトとか言ってるし。
マシンごと再起動して動かしたら、フリーズしたのかってぐらい長時間黒画面で止まるし。実際フリーズしてる時もあったし。
なんか何度もやり直しているうちに、マシン再起動手順の途中で急に正常になってdriverのインストール完了。
これは、不良品レベルですな。
Logicoolクソです。
今までのUSBカメラが320枠ぐらいだったので、それが640枠に広がると、さすがにバーコードの誤認識もなくなったようだ。まだ数冊分しかテストしてないが。
- ELECOM UCAM-G1C10 200円
http://www2.elecom.co.jp/peripheral/pc-camera/ucam-g1c10sn/
200円という投売りに釣られて購入。
案の定linuxからは認識せず。
Windowsからは順調に動いたが、このカメラ、ピント合わせ機能が無い。
基本チャット用なので、ピントがデフォルトでは50cm以遠ぐらいであわせてあり、10cm距離で本の背表紙に近づけてバーコードを見せるとボケる。バーコードにボケは致命的です、線の太さ変わっちゃう。
ま、200円だから惜しくないし。何かに使えるだろう。
Jan.5,2007 (Fri)
□『ウルフ・タワーの掟―ウルフ・タワー〈第1話〉』
「ウルフ・タワーの掟―ウルフ・タワー〈第1話〉」読了。
タニス・リーといえば、幻想文学の旗手じゃなかったっけ?
この本はそんな感じはしない。女性作家の手による児童書?
しかし、海外の女性作家の描くキャラクターは、どうしてこんなに、なんだろう? ウーマン・リブ? なんだろうか。
常に元気。常に怒ってる。常に喜びや踊りに貪欲。
そして、出てくる男が基本的に駄目人間。
やっぱ女性差別への鬱憤が相当に溜まってるんだろうなあ。
パーンの竪琴師三部作を読み返したくなってきたぞ。
ライトノベルっぽい表紙で、中身もそれに相当してさくさく進む系。
主人公は嫌な姫様に御付のメイド娘16歳。
この国『ハウス』の外は延々荒野だと教えられ、ここでだけ育ってきた。
そんなところに、外部から気球に乗った美青年が現れて、彼は罪人として捕まってしまう。
彼と共に荒野へと逃れた彼女は……云々。
彼女は自分の中の正義? 心の正直なところ? に従い、どんどん突き進んでいくのみ。
という痛快娯楽小説。かな?
題: ウルフ・タワーの掟
著: タニス・リー
訳: 中村 浩美
発: 産業編集センター
印: ウルフ・タワー
符: ISBN4-916199-69-3
日: 2005.3
型: B6判 / 315p
値: \1,260
文: 英国幻想文学大賞作家タニス・リーによるヤングアダルト・ファンタジー。16歳の奴隷クライディは、掟に縛られた国「ハウス&ガーデン」を抜け出し、出生の秘密を知るため、荒地の果ての「狼の塔」を目指す…。
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□『パプリカ』
「パプリカ」読了。
セラピーとは
「無意識が目隠しした事実を意識させる事」
問題解決というより、忘れたい/忘れよう/そして本当に忘れてしまった問題を自覚させる事
にあるのだ、という事のようだ。
在ったはずの問題/記憶が欠落してる→人格が不安定になる、というのが精神病だ、と。
そこで夢探偵である。
それはどんな超人的な技なのかとキーワードだけだと不思議だが、
上の定義から敷衍すると至極当然な結論に行き着く。
夢の誘導と夢の解釈。
埋没させたはずの問題/記憶は、それでも本当には消えていない、むしろ戻りたがっている為に、夢として現れる。だが意識はそれをウヤムヤにしたがる。ここで熾烈で謎な夢展開が生まれる。
そこで、傍観者として一刺し。
「今隠そうとしたものはなに? 正直に答えて」
「今出てきたそれは本当は何を暗示してたの? 正直に答えて」
と合いの手を入れる存在があれば
「これは○○だ。あっ。そうだ、それが問題だったんだ」
と当人は自覚に至る。
そんな合いの手は、隠したがってる自分からは出ない。あくまで、他人が、
パプリカが
夢に割り込んで来て問うしかないのだ。
そして、是非割り込んで来てください、とお願いしたくなるような
美人。
である事が重要。
美人? 健康的なエロス? 理想の相手? 小悪魔?
んー、うまく言語化できないなあ。とにかく魅力的である。
映画を観て、直後すぐに原作を読み出して、読了。
ふむ、映画は
・うまくコンパクトにまとめた(登場人物整理した)
・「犯人は誰だ?」というミステリー劇で背骨を一本通した
・パプリカの美人像や開発者のつぶらな瞳とデブさをうまく映像化した
と褒められる。
・DCミニは生体部品(バイオ/ナノテク)故に、使用者の脳にコピーされる。取り外しても安心できない
・夢の不合理は実は夢ならではの合理が一本通っている
という辺りは全然伝わらなかった。だから後半は単なるカーニバルはちゃめちゃ映画のような。
原作は、前半がすごい刺激的だが、
後半はまとめに困ったなあというか。
夢と現実が混ざり合うあたりから筋すらも夢に混ざりだしてぐにゃぐにゃだった。それが心地良いといえばイイが。
どちらにも共通してちょっとひっかかりを覚えるのは、夢を現実化する為のパワーが何処から来たのか、という事だ。
・ナノテクパワー
・サイコパワー
のいずれかだと思うのだが、どっちにしろトンデモ系だ。
夢ならではの合理/不合理による超越展開はいいのだが、それで実際に建築物が潰れる、となるとねぇ。
もっと、その「現実」が壺中天である、というのなら、全てに納得が行くのだが。
って、この箱庭内箱庭設定は、幾らなんでももうありきたりか。
面白かった。
題: パプリカ
著: 筒井 康隆
発: 新潮社
印: 新潮文庫
符: ISBN4-10-117140-8
日: 2002.11
型: 文庫 / 483p
値: \700
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□『評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻』
「評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻」読了。
そして下巻も読了。
ふーん。
シャアは自らの非に自覚的であったが、理想を観るならそれでもその道を行くしかなかった。そして、通らばリーチ、通るならそれが正義なのだろうと賭けをして逆襲のシャアとなった。
という総括か。
それであの微妙に日和見カメレオンなところとかが正当化されるのかというとどうかなあとも思うが、
また、そんなデススパイラルにそれと判っててあえて嵌っていくようなスタイルを貫くのは自虐とか自分に酔ってるとかあか抜けない話だと思うのだが(んー違うな、開き直り方にも美学があるだろう、そしてシャアのそれはあんまり美じゃない、という方が妥当か)、
まあとにかく、
そのように「人間」シャアを切り取って見せてるってのはこの本は偉いと思う。
感動やカタルシスはあんまりなかったかなあ。
ガンダムを良く知ってる人が欄外読んでニヤニヤする的な楽しみが筋なのかもと思う。
帯にある「シャアに学べ」は嘘だと思うな。
シャアに学ぶな、というか。ヤンを弁護するユリアンのようなシャア弁護というか。
それにつけても某監督がこれにオーバーラップしてそのうだうだ感がにんともかんとも。
私は人類がニュータイプとしていきる世界を目指す革命家だ。
だけど自分のニュータイプとしての資質は哀しいかな二流どまりだ。
故に私は旗頭たる資格がない。仮にやったってそんな革命は嘘臭いだけだ。
だから一流のアムロとかお前らがこの理想を推進するべきなのに、
どいつもこいつも塞ぎ虫か! 俺が暗躍してなんとかお前らを担ぎ出してやる!
って頑張ってるのにどいつもまとも動きやしないぞ、くそ。
なに、そんなに言うならお前がやれ? だから俺がやったら嘘臭くなるんだよ!
それに、ジオンとかのしがらみが一杯漏れなくついてくるから、絶対途中でマスメディアとかにいいように報道されて、歪んでくるぜ? それでもいいのか? いいってんだな、よっしゃ判ったやってやるぞ! ほら、開き直った逆襲のシャアを見てみろ!
と、私風に言うとなるのだが、なんかこう色々とねえ。
題: 評伝シャア・アズナブル 下
著: 皆川 ゆか
訳: サンライズ
発: 講談社
符: ISBN4-06-364676-9
日: 2006.12
型: 新書 / 205p
値: \600
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□『評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻』
「評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻」読了。
巷で評判だがこっちの本屋で見ないなあ、と思ってたら、梅田の駅前では一番扉近くに陳列してあった。
シャアという人間の内面を読み解く。
上巻では、最初の登場から、ララァの死を経由して、Zでクワトロとして活躍、というか拘泥するところまで。
以下ネタバレ。
:ガンダム時代:
*知らなかった(あるいは忘れてた)史実(?)
・人口比は地球2割:コロニー8割だった
そんな絶対的な差があったんだ。5割かコロニーが少数だと思ってた。
*シャアの総括
・キャスバルは「ザビ家への復讐」をテーマにシャアになった。
・戦争当時、メインテーマは「ニュータイプの世界を導く事」になっており、復讐はサブテーマだった(メインテーマと矛盾しないからまだ持ってるだけで、矛盾するなら捨ててもいいぐらいの価値観)。
・ララァの死まで、シャアは自分をニュータイプと思ってなかった。
・オールドタイプとして一流の自覚(エースパイロットの腕、どんどん出世する戦略眼、上官さえも忙殺できる智謀)と、ニュータイプとして二流の自覚(ララァにもアムロにも勝てない)がある。
・「やってみる前に判っちゃう」頭の良さが彼を皮肉屋にしている。
*あと、ザビ家
・ザビ家の兄弟喧嘩はジオン公国中を食い荒らす、生死を賭けた派閥争いだった。
喧嘩舞台が一国を揺るがすってのは、華かねえ。阿呆かねえ。
:Zガンダム時代:
*シャア
・理想家ジオンの血/赤い彗星の武名、いずれの血脈や思想からも彼はニュータイプの世界を目指す理想家であり、また、指導者足り得る資質がある
・同時に、ジオングをもってしてもアムロに勝てなかった二流ニュータイプという劣等感がある
・ゆえに「革新」を目指しながら自身が旗頭となって「革新」を進める事が出来ない。旗頭に立つべきはアムロ等であるべきだという考えがある(本当は俺がやりたいけど俺には資格がない! せいぜい黒子/黒幕として暗躍するべきだ)
・そのあたりの鬱屈/妥協点が下働き男クワトロという仮面になった
*ついでに、監督
シャアの一流二流といい、鏡像としてのアムロ(ニュータイプとして一流、オールドタイプ=人間として駄目)といい、
こうやって解釈されるともうあの人がもがもげ
*それから、この本
「ふん、そんな事知ってたよ!」
と強がり発言を私に心中させてる部分があるってのは、
やっぱ、優秀な本なんじゃないでしょうか。
題: 評伝シャア・アズナブル 上
著: 皆川 ゆか
訳: サンライズ
発: 講談社
符: ISBN4-06-364675-0
日: 2006.12
型: 新書 / 189p
値: \600
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□『曙光の誓い』
「曙光の誓い」読了。
ラピュタだ!(笑)
いや、私はこの著者に詳しい訳ではないが、花田さんらしい筆運びではある。
筆致をのぞくと、題材は意外とこの人ミーハーかなあという感じもあって、前はアルスラーンっぽかったりイギリスっぽかったりした訳ですが、
今度は馬賊。
主人公はショウタロウっていう男の子だったりしますよ。
んで日本軍がほげほげで、伝説の秘宝がふがふがで、みたいな。いや、何処にも日本って書いてないけどな!
で、
何処に行くのかと思ってたけど、ラピュタかあ。
いや、面白かったです。
題: 曙光の誓い
著: 花田 一三六
発: 中央公論新社
印: C・NOVELS Fantasia
符: ISBN4-12-500967-8
日: 2006.12
型: 新書 / 231p
値: \945
文: なんでこんなことになったんだろう? 覚えているのは紅蓮の炎。燃え落ちるゲル。銃声。争う声。父の胸の黒いしみ。馬の背に必死に掴まり駆け抜けた。後のことはわからない。でも約束した。行かなくちゃ−。少年の旅が始まる!
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□『ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語』
「ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語」読了。
面白かった。
ヒロインが王族の出、という設定がほとんど活きて来てない(最後の障害物の為の必然性はあるかもだが)のが設定ミスっぽいかな。
あとはもう、研究者の悲喜劇って感じで楽しいよなあ。
研究室が女だらけになるのはハーレム化するラノベだからしょうがないのか?
それこそ技術系の大学出身者としては「有り得ねえ!」とか「そういうところなら必ず漢が何人か配属願いを出すはずだ!」とか思うのですが。
あと、それらの科学技術が花火へと集約される、というのも、微妙に有り得なさそうでした。もっと現実は生臭いと思うなあ。まあお話だから綺麗にまとまっていいんだけど。
逆に国のというか王の思惑として生臭くなってるあたりは有り得ない感が大きいなあ。
そのあたりのしらけでいうと架空の国とされる各国の名前があまりにストレートにもじり過ぎじゃん! とか。
さすがに床を素面でごろごろ転がる女は居ません、とか。
教授の首は酔ってないと〆れませんとか。
あと一点、結末の花火を作成するにあたっての各種技術的詳細、裏付け、解説が欲しかった。炭素は判ったので、ああいうのをもっと。そんな要望は少ないのかな?
打ち上げ花火(球体の打ち上げ)で天地や左右をきっちり取る方法とかね。溝でも掘ってるのか?
(今現在、どらえもん花火みたいな絵を描く花火って現実にあるけど、あれってよく向きがズレてるよね。)
題: ユーフォリ・テクニカ
著: 定金 伸治
発: 中央公論新社
印: C・NOVELS Fantasia
符: ISBN4-12-500966-X
日: 2006.12
型: 新書 / 238p
値: \945
文: 19世紀末、叡理国。ネルは東洋人として初めて王立技術院応用水気技術学科に赴任してきた。だが、研究員の募集に応募してきたのは、情熱はあるが破天荒な少女エルフェールのみ。しかも彼女は王女だというのだ!?
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□『Landreaall 9 (9)』
「Landreaall 9 (9)」読了。
リドが大変だ! 編。
あと、ついにDXがらぶらぶ?
ちょっと押し詰まった感があってはっちゃけが足りない感じなのでもっと遊んで欲しいかな。この展開では次の巻でもはっちゃけは無理か。
題: Landreaall 9
著: おがき ちか
発: 一迅社
印: Zero‐sum comics
符: ISBN4-7580-5262-X
日: 2006.12
値: \580
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□『エビアンワンダーREACT 2 (2)』
「エビアンワンダーREACT 2 (2)」読了。
ついに大団円。いやいや。いやいや。
最後の展開がいいねえ。
読みながら、そのネタが出てきた時にはああっじゃあハウリィはXXなのか? と思い、数コマ進んでからいや違うXXだきっと! と確信をもち、本当にそうだった時のやったぜ読みきった感は大変満足でした。
またその時のフレデリカの照れ方が可愛いの可愛くないのって。
題: エビアンワンダーREACT 2
著: おがき ちか
発: 一迅社
印: IDコミックス
符: ISBN4-7580-5263-8
日: 2006.12
値: \580
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□『機動戦士クロスボーン・ガンダム鋼鉄の7人 (1)』
「機動戦士クロスボーン・ガンダム鋼鉄の7人 (1)」読了。
これも、ハーフゼータと同じ感想。
モビルスーツのデザインがこの人らしい曲線で構成されてる独自っぷり、
あと、モビルスーツなのに妙によく動く肉弾戦っぷりあたり、
更に、なぜか女の裸が出る辺り、
とか、
ううん、いつも通りだなあ、安心。
題: 機動戦士クロスボーン・ガンダム鋼鉄の7人 1
著: 長谷川 裕一漫画 矢立 肇原作 富野 由悠季原作
発: 角川書店
印: 角川コミックス・エース
符: ISBN4-04-713888-6
日: 2006.12
型: 新書 / 187p
値: \567
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□『機動戦士Zガンダム1/2』
「機動戦士Zガンダム1/2」読了。
あいかわらず。
つじつまの合い方がさすが「すごい科学で守ります」の中の人。
結局ロリコンで乳は出てくるのね、とかとか。
題: 機動戦士Zガンダム1/2
著: 長谷川 裕一漫画 矢立 肇原作 富野 由悠季原作
発: 角川書店
印: 角川コミックス・エース
符: ISBN4-04-713889-4
日: 2006.12
型: 新書 / 187p
値: \567
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□『しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales』
「しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales」読了。
いつも通りにゆりんゆりんしてるなあ。
事件の方は、これまたいつも通り、たわいもないといえばない、という感じで。
このお話ってメインは百合だよね?
題: しずるさんと無言の姫君たち
著: 上遠野 浩平
発: 富士見書房
印: 富士見ミステリー文庫
符: ISBN4-8291-6374-7
日: 2006.12
型: 文庫 / 230p
値: \567
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□『みずたまぱにっく。―This is MIZUTAMASHIRO!!』
「みずたまぱにっく。―This is MIZUTAMASHIRO!!」読了。
げらげらげら。
完全にしてやられました!
どんでん返しに見事はめられた。
で、更にはめられた!
なるほどBOY MEETS GIRLですな。
でもこの後の物語の加速加減? が心配なところ。停滞しないかな?
題: みずたまぱにっく。
著: ハセガワ ケイスケ
発: メディアワークス
印: 電撃文庫
符: ISBN4-8402-3645-3
日: 2006.12
型: 文庫 / 320p
値: \599
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□『戦う司書と追想の魔女』
「戦う司書と追想の魔女」読了。
おお。今までのストーリーの伏線みたいなものがどんどん連なってきた。楽しい。
ちょっと無理があるんじゃあ? という気もするけどな。ちょっとでなくかなりか。
まあ、お話なので、繋がってくれると嬉しい。
題: 戦う司書と追想の魔女
著: 山形 石雄
発: 集英社
印: 集英社スーパーダッシュ文庫
符: ISBN4-08-630333-7
日: 2006.12
型: 文庫 / 304p
値: \650
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□『ゼロの使い魔 (10)』
「ゼロの使い魔 (10)」読了。
つ・ん・で・れ!
いやまあ、つんつんかなあ。いじめっこだよなあ。
あと気になるのはどんどん「とある魔術の禁書目録」化してないか? という事だ。
最近のラノベは全部そうか。
そういう訳でタバサ救出編。
題: ゼロの使い魔 10 イーヴァルディの勇者
著: ヤマグチ ノボル
発: メディアファクトリー
印: MF文庫J
符: ISBN4-8401-1766-7
日: 2006.12
型: 文庫 / 263p
値: \609
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Jan.13,2007 (Sat)
▽2006年下半期ライトノベルサイト杯 (参照URL: 2006年下半期ライトノベルサイト杯)
2006年上半期ライトノベルサイト杯
に続き、
2006年下半期ライトノベルサイト杯
が来週中旬から始まります。
で、お手伝いさん募集。というか情報募集。
今回は『新作・新シリーズ』と『既刊シリーズ』に分けて投票するそうです。
って事は、この半期に出た本を上記に沿って分類しないと駄目って事です。
書籍のタイトルがそのまま
「○○シリーズ3 なんとかのかんとか」
とか、シリーズ名と番号ふってあるなら判りますが、
そうでないものは知ってる人に聞かない限り判りません。
男子系はdeltazuluさんがある程度やってくれた訳ですが、
女子系が今のとこすっからかんです。
とりあえずカンで分けたものを支援頁に置いてます。
当然ミスだらけと思います。
どなたか、ミスの指摘をお願いできないでしょうか。
あるいはシリーズ情報のデータファイルとか。
以上、よろしくお願いします。
Jan.17,2007 (Wed)
▽2006年下半期ライトノベルサイト杯 (参照URL: 2006年下半期ライトノベルサイト杯)
開始ですね。
下半期支援頁の使い方。
をちょっと話しときます。御利用下さい。
まず。
- ippo.itbdns.comは不調。
繋がらない時は30分〜1時間置いて再接続すると繋がる事が多いです。
で、対象作品一覧がCGIでおいてあります。
- 単品/複数(新人・新作部門/シリーズ作品部門)に分けてある
候補作品一覧において、単品は青、複数(の投票対象である最新刊)は赤の背景で表示されます。
- コピペで投票用キーワード文字列が得られる
いちいちISBN調べるとか誤字脱字とかなくなるはずです。
あと、うっかり最新刊以外に投票してしまうとか。
- 単品/複数だけ表示できる
作品一覧CGIで、上の方のsingle/seriesをクリックしてください。
- 検索/ソートできる
リストのタイトルのとこ、title,date,とか△とか押したら、ソート/逆ソートします。
Jan.21,2007 (Sun)
▽2006年下半期ライトノベルサイト杯 (参照URL: 2006年下半期ライトノベルサイト杯)
http://ln2006last.jitor.net/vote/books
対象書籍一覧/検索を、別サーバーに置きました。
繋がらない時はこちらを御利用下さい。
jitor.netさんに感謝。
いや、断ってないので苦情が出るかもしれませんが。出たら御免なさい、修正します。
あ。しまった。不具合あったらすぐ削除すればいいやと思ってたけど、
jitor.netさん、まだ削除キーは実装してなかったんだ。
えいえいってやっちゃった。
どうしよう……
Jan.27,2007 (Sat)
▽2006年下半期ライトノベルサイト杯 (参照URL: 2006年下半期ライトノベルサイト杯)
もうすぐ終了ですよ。
下半期支援頁、RailsでCGI化しました。
不具合あるかも。
まあ、今後、私はこっちのデータをちょこちょこいじるようにします。
あ、自分の投票を忘れてたよ。
えーと、手動TBをするのか?
▽新作・新シリーズ部門
空とタマ ―Autumn Sky, Spring Fly―
題: 空とタマ―Autumn Sky,Spring Fly
著: 鈴木 大輔
発: 富士見書房
印: 富士見ミステリー文庫
符: ISBN4829163615
日: 2006/07
品: 本
種: 文庫
型: 15 x 11cm
値: \567
文: 傷つきやすい少年と少女の一晩のものがたり
家出をした俺は、いつもの廃墟倉庫に向かった。しかし、その日は様子が違ってた。上階に誰かがいる……人気歌手・青井春子などと騙るそいつは俺の行動に難癖をつけてくる。かくして俺と彼女の攻防戦がはじまった
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【06下期ラノベ投票/単発/4829163615】
ライトノベルというか、児童文学というか、かくあるべきでしょう。
少年の、そして少女の、譲れない魂。
ひと夏の経験値
題: ひと夏の経験値
著: 秋口 ぎぐる
発: 富士見書房
印: 富士見文庫 富士見ドラゴンブック
符: ISBN4-8291-4478-5
日: 2006.8
型: 文庫 / 268p
値: \588
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【06下期ラノベ投票/単発/4829144785】
引っ込み思案でありながら強情でもある、後ろ暗いRPG経験者達に捧ぐ。
泣いていいのか笑っていいのか不明だが、失敗したとこも含めて、これが漢だ!
みずたまぱにっく。 ―This is MIZUTAMASHIRO!!―
題: みずたまぱにっく。
著: ハセガワ ケイスケ
発: メディアワークス
印: 電撃文庫
符: ISBN4-8402-3645-3
日: 2006.12
型: 文庫 / 320p
値: \599
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【06下期ラノベ投票/単発/4840236453】
やられた! いやね。性別問題のどんでん返しがね。更にどんでん返ってね。
ハーレムモードあたりはまあ順当にライトノベルな学園及び寮もの。
ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語
題: ユーフォリ・テクニカ
著: 定金 伸治
発: 中央公論新社
印: C・NOVELS Fantasia
符: ISBN4-12-500966-X
日: 2006.12
型: 新書 / 238p
値: \945
文: 19世紀末、叡理国。ネルは東洋人として初めて王立技術院応用水気技術学科に赴任してきた。だが、研究員の募集に応募してきたのは、情熱はあるが破天荒な少女エルフェールのみ。しかも彼女は王女だというのだ!?
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【06下期ラノベ投票/単発/412500966X】
全ての大学生に、そして大学院生に。懐かしくて涙ちょちょぎれるぜ。あるいは現在進行形で死ぬ程共感だぜ。
研究ってのは地獄の別名だ。
シャドウ・リンカーズ 闇の絆
題: シャドウ・リンカーズ
著: 霧咲 遼樹 なばほカバー&本文イラスト
発: 徳間書店
印: TOKUMA NOVELS Edge
符: ISBN4-19-850715-5
日: 2006.9
型: 新書 / 323p
値: \860
文: 異能を持って生まれたがゆえ、孤独に苛まれる高校生・伊吹翔流。やがて、健気な同級生・鏡本比呂姫、美形だがキザでイヤミな筑谷瞬、飄然たる喫茶店マスター・久鷹秋彦と出会い、変わりゆく翔流の世界。だがそんなある日…。
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【06下期ラノベ投票/単発/4198507155】
イラストに騙された、かな? でもこういう雰囲気はぼちぼち。ライトノベルらしいライトノベルというところで。
異能を持つ青年達が形作る闇の仕置き人システム。
以下選外
煌夜祭
題: 煌夜祭
著: 多崎 礼
発: 中央公論新社
印: C・NOVELS Fantasia
符: ISBN4-12-500948-1
日: 2006.7
型: 新書 / 219p
値: \945
文: 語り部の生業は、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩くこと。年に一度の語り部の祭り「煌夜祭」が行われる冬至の夜、彼らは、人を喰らう恐ろしい、だが儚くも美しい魔物たちの物語を語り出した…。
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賞に推す程ではないが、見捨てるべきでもない、という評価。
語り部が夜の焚き火の麓で明かす、この世界の秘話。
曙光の誓い
題: 曙光の誓い
著: 花田 一三六
発: 中央公論新社
印: C・NOVELS Fantasia
符: ISBN4-12-500967-8
日: 2006.12
型: 新書 / 231p
値: \945
文: なんでこんなことになったんだろう? 覚えているのは紅蓮の炎。燃え落ちるゲル。銃声。争う声。父の胸の黒いしみ。馬の背に必死に掴まり駆け抜けた。後のことはわからない。でも約束した。行かなくちゃ−。少年の旅が始まる!
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冒険。いいよね。冒険は。
発掘に従事してた父が殺され、そして事件の渦中へ! 少年は中国大陸を馬賊と駆ける。
青い花の伝説
題: 青い花の伝説
著: 八原 ゆうき
発: ホビージャパン
印: HJ文庫
符: ISBN4-89425-447-6
日: 2006.8
型: 文庫 / 232p
値: \628
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これもラノベらしいラノベ。
伝説の武具製造の一族の秘を持つ青年の暮らしに戦が忍び寄る。
▽シリーズ部門
小さな国の救世主3 いまどき英雄の巻
題: 小さな国の救世主 3 いまどき英雄の巻
著: 鷹見 一幸
発: メディアワークス
印: 電撃文庫
符: ISBN4-8402-3606-2
日: 2006.11
型: 文庫 / 398p
値: \662
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【06下期ラノベ投票/複数/4840236062】
まあ、いつもの鷹見節ではあるのだが、それでも好きだ。
ちょいヲタ青年が砂漠の国で戦争に巻き込まれ。姫様を守るため知恵を絞れ!
ロケットガール2 天使は結果オーライ
題: 天使は結果オーライ
著: 野尻 抱介
発: 富士見書房
印: 富士見ファンタジア文庫 ロケットガール
符: ISBN4-8291-1875-X
日: 2006.11
型: 文庫 / 327p
値: \651
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【06下期ラノベ投票/複数/482911875X】
祝・再刊。思い出の中のと比べると色褪せてる感じがあるが(あれこんなに短かったっけ?)、相変わらず熱い。イラストはちょっと前より落ちた気がする。
女子高生宇宙を目指す。目指したくなくても目指す。目指したい娘はより熱く目指す。
マルドゥック・ヴェロシティ3
題: マルドゥック・ヴェロシティ 3
著: 冲方 丁
発: 早川書房
印: ハヤカワ文庫 JA
符: ISBN4-15-030871-3
日: 2006.11
型: 文庫 / 350p
値: \714
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【06下期ラノベ投票/複数/4150308713】
SF畑寄りの人間としては票を入れずばなるまい。しかしひたすら暗い、ハードボイルドだ。確かに入れ込み過ぎてゲロ吐くぜ。
誰しもが「焦げ付き」を抱え、速度を上げて疾走していく。おお、炸裂よ!
"文学少女"と繋がれた愚者
題: “文学少女”と繋がれた愚者(フール)
著: 野村 美月
発: エンターブレイン
印: フール) (ファミ通文庫
符: ISBN4-7577-3084-5
日: 2007.1
型: 文庫 / 318p
値: \630
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【06下期ラノベ投票/複数/4757730845】
実はシリーズ全部まだ読んでないが。イラストいいよね。ヒロインいいよね。そしてメンタルに切り込む感じ及びその着地点、これもまたライトノベルらしい視点だよね。
お話を食べる山羊みたいな先輩。と一緒に、学園を舞台にしたいわばお話に巻き込まれ。
雲の花嫁 フェンネル大陸 偽王伝
題: 雲の花嫁
著: 高里 椎奈
発: 講談社
印: 講談社ノベルス フェンネル大陸偽王伝
符: ISBN4-06-182505-4
日: 2006.11
型: 新書 / 327p
値: \998
文: 王を名乗る者は全て粛清する−。非道の大国シスタスによる皇王宣言に叛逆し、自らを偽王と名乗ったフェンベルク。命懸けで敵の牙城へと向かう幼き戦士は、シスタス軍の追撃から逃れた町で、ある真実を知る…。シリーズ第6弾。
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【06下期ラノベ投票/複数/4061825054】
こういう戦記系伝記系ってのと、こういうヒロインってのが、ベタと判っていてもお気に入りって事で。
少女を主人公にしたアルスラーン戦記?
以下選外
ラギッド・ガール 廃園の天使 II
題: ラギッド・ガール
著: 飛 浩隆
発: 早川書房
印: ハヤカワSFシリーズJコレクション 廃園の天使
符: ISBN4-15-208767-6
日: 2006.10
型: B6判 / 325p
値: \1,680
文: 仮想リゾート〈数値海岸〉の開発秘話たる表題作、人間の訪問が途絶えた〈大途絶〉の真相を描いた「魔述師」、〈夏の区界〉を蹂躙したランゴーニの誕生篇「蜘蛛の王」など全5篇を収録。〈廃園の天使〉シリーズ待望の第2章。
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SF者ならば以下略。でもこれSFって括るものでもないと思うな。精神的圧迫で攻める読書。
プリンセスはお年頃!2
題: プリンセスはお年頃! 2
著: 榊 一郎
発: ホビージャパン
印: HJ文庫
符: ISBN4-89425-470-0
日: 2006.9
型: 文庫 / 229p
値: \630
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いやもう、職人芸的完成度で見せるスタンダードというか。突出点が何処にもないというのが褒め言葉に転じる究極の球体みたいなラノベ。まあ二番煎じとかコピーとかごにょごにょ。
彩雲国物語 緑風は刃のごとく
題: 彩雲国物語
著: 雪乃 紗衣
発: 角川書店
印: 角川ビーンズ文庫
符: ISBN4-04-449912-8
日: 2006.10
型: 文庫 / 255p
値: \500
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少女系も外しちゃ駄目だよね。それにこういう国モノ系はお気に入り。
風の王国 臥虎の森
4086008351
少女系も外しちゃ駄目だよねその2。それにこういう国モノ系その2。
更に選外。
翻訳系の血筋、というか。
光の狩り手2 ナイトランナー II
題: 光の狩り手 2
著: リン・フルエリン
訳: 浜名 那奈
発: 中央公論新社
印: C・NOVELS Fantasia ナイトランナー
符: ISBN4-12-500960-0
日: 2006.11
型: 新書 / 222p
値: \998
文: 呪いの品を敵の手から守り、孤独に耐える「守り人」ナイサンダー。大切な友の抱える秘密に苛立ちを隠せないサージル。そして宿敵プレニマー、黒呪術師アシュナジ。各々の思惑が交差する中、ついに敵は実力行使に及び…。
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最近の海外モノは『ライトノベル』で充分いいと思うよ。日本人が書いたものしかラノベじゃないわけじゃないよね? 美男子と美男子が絡んだりもしてるよ。
PARTNER 6
題: PARTNER 6
著: 柏枝 真郷
発: 中央公論新社
印: C・novels fantasia
符: ISBN4-12-500956-2
日: 2006.9
型: 新書 / 235p
値: \945
文: 最高の相棒になるため銃の特訓を始めたドロシー。一方セシルは懸命に自らの想いを封じていた。そんな中、チェルシーで殺人事件発生。被害者の部屋に向かった2人は侵入者と遭遇。応戦するためドロシーは初めて銃を構え…。
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和製の「翻訳モノ」だよー。
黄金の魔女が棲む森 麗しき巡礼の姫
題: 麗しき巡礼の姫
著: 麻木 未穂 倣 学イラスト
発: 徳間書店
印: TOKUMA NOVELS Edge
符: ISBN4-19-850724-4
日: 2006.11
型: 新書 / 333p
値: \860
文: ミラノ大司教が、大聖堂に安置されている聖遺物を東方ローマ帝国の皇帝に譲渡するという。ミラノに行幸する皇后エウドクシアに付き添うのは、近衛騎兵隊長たるレギウスと、「真紅の魔女」シフだった…。シリーズ第2弾。
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これも何処か海外の血を感じさせるところがあるんだよなあ。文調が固いのか? まあ、その分身がしまってる感じがしていいかも。感じだけだけど。今後に期待か。